OM-D E-M1 Mark2の最新情報が発表されました。カメラ情報サイト各誌で解説されています。価格はボディだけで22万円前後。発売予定は12月下旬。
チェックして分かってきたポイントはざっくり言うと以下の通り。
- 4K動画撮影対応。シネマサイズもOK!残念ながら最高30P
- 毎秒18枚の高速連写モデルへ。AFは121点オールクロス像面位相差AF
- 5軸シンクロ手ぶれ補正内蔵
- ダブルスロットで動画記録ができれば買いたい!
- このエントリーのまとめ
発表当初はかなり期待していたOM-D E-M1 Mark2。
過去のエントリー「OM-D E-M1 Mark II発表!動画性能が強化された7つのポイント」
で解説したように、弱点であるグリップの弱さが改善し、動画性能もアップする予定でしたのでかなり期待していたのですが、何点か残念な点も見えてきました。
4K動画撮影対応。シネマサイズもOK!残念ながら最高30P
シネマサイズ(17:9)の4K録画が撮影可能になっています。
シネマサイズで撮影時のフレームレートは24Pが最高。
通常4K(UHD)の場合だとフレームレートは最高30P。
このカメラの最高フレームレートが120Pとなっています。
明記はされていないけどたぶんフルHDで120Pいけますよね。
個人的には17:9の4K録画よりも4K60Pで撮影できるようになってほしかった。
今のところ一眼機で4K60P対応モデルはありませんからね。
2017年4月発売予定のパナソニックGH5が60P予定なので、60PにこだわるならGH5を待つ方がよさそう。
同時期に発売予定のソニーα6500も4Kは60P対応しません。
これちょっと残念だよね。
毎秒18枚の高速連写モデルへ。AFは121点オールクロス像面位相差AF
毎秒10枚連写がウリのEOS7DMark2が発売された時、シャッターを押したときの音に驚いたけど、OM-D E-M1 Mark2ではさらに倍ぐらいの速度でシャッターを切れるようになります。
オートフォーカスはオールクロス像面位相差とコントラストAFの併用となり、全モデルの基本的な仕組みは継承しつつ、測距点が121点に増加したってところです。
同時期発売でAPS-C最強最速AFを謳うα6500が測距点425点となるのを考えると、ちょっと少なく感じますね。
ただ、センサーサイズがマイクロフォーサーズのOM-Dの方が小さいので、それでも十分速くはなりそう。ちなみに前モデルの測距点は最大81点。
5軸シンクロ手ぶれ補正内蔵
最大4.0段分(シャッタースピード)の手ブレ補正から6.8段分まで補正する手ブレ補正が搭載されるようです。
マイクロフォーサーズの方が5軸手ブレ補正がよく効くので、同じく手ブレ補正が内蔵される予定のα6500よりもOM-D E-M1 Mark2の方が軍配が上がりそうです。
ただ、前モデルの手ブレ補正でもむしろ十分だと感じていたので、撮影初心者でもほとんど手ブレがなくなると考えると、この進化は仕事で映像に携わっているものからするとちょっと脅威というか恐怖でしかありません。
もはやフィックス撮影の技術なんてこれからは必要なくなるんだろな~。いやもうすでに価値ないのかも。
ダブルスロットで動画記録ができれば買いたい!
これ実は一番気になっています。 ダブルスロット記録。
これまでもダブルスロット記録ができる一眼レフカメラは上位機種ではあったんですけど、ミラーレス機では初めてじゃないでしょうか?(違ってたらごめんなさい)
これもうちょっと声を大にして言ってもいいと思う。
仕事でカメラを使用するときに万が一のバックアップをカメラ内部で可能だととても便利ですから。
ただ、ムービーを同時記録できる一眼機は民生用ではなかったので、たぶんこのOM-D E-M1 Mark2のダブルスロット記録も写真だけかもしれない。
でも淡い期待をしています。オリンパスさんオナシャス。
このエントリーのまとめ
α6500購入が第一希望で他のカメラも気になっている私にとって、OM-D E-M1 Mark2 やGH5の羨ましいところが一つあります。
それはフラッグシップモデルというトコロ。
どのメーカーでも最上位機種は頻繁にファームウェアのアップデートをするし、便利なアイテムやアクセサリーが純正・他社問わず豊富にそろえることができます。
α6500の場合、やっぱりフラッグシップ機はフルサイズのα7シリーズになるのでいろいろ揃わないんですよ。
なので、OM-D E-M1 Mark2も微妙とは言いつつ気になるカメラの一つとして今後もチェックしていきます。