α6500の購入前にlog撮影の勉強をしようと思いまして教本を購入しました。
カラーコレクションハンドブック「第2版」です。著者はAlexis Van Hurkman氏です。
このタイミングでスゴイ本と出会ったぞ!
カラーコレクションハンドブック第2版 買ってみた!いいぞ!
上の動画はAlexis Van Hurkman氏が携わっている映画のトレーラーです。
Alexis Van Hurkman氏は米国のドキュメンタリー映画や放送番組で活躍する映像作家、ディレクター、カラーリストです。
カラーコレクションってなんぞ?
映画制作ではカラーコレクションと呼ばれている仕事があります。
映像の色補正や色彩全般のコントロールをする部門で、その専門家をカラーリストと呼んでいます。
撮影した映像素材の彩度や輝度を補正する作業は映像編集アプリケーションに当然備わっていて、実はカラーコレクション自体は一般的な作業です。
ここのところlog撮影できるカメラが一般的に普及してきています。
log撮影とはポストプロダクション(平たく言うと編集作業)においてカラーグレーディングを行うことを前提とした設定です。
logに設定して撮影すると、くすんだ色(眠い色と言います)の撮り素材になってしまいます。
しかしこの撮り素材をAdobe SpeedGradeやBlack magic design社のDavinci Resolveでカラーグレーディングすることでフィルム映画のような雰囲気のある映像に仕上げることが可能になります。
本来カラーリストは100万円以上するカメラのlog映像に色を吹き込む仕事をする人で、映画製作では極めて重要な担当者であり職人とされてきました。
最近では10万円ちょっと出せばlog撮影ができるカメラが手に入り、カラーグレーディングがぐっと身近になってきています。
カラーコレクションやカラーグレーディングという仕事が私のような末端の零細クリエイターにも手の届く範囲になってきました。
なのでこの機会にみっちりカラーグレーディングについて勉強しようと思います。
カラーコレクションハンドブック第2版のレビューとちょっと見せ!
まだちょっとしか読んでいませんが、かなりのボリュームです。
580ページのフルカラー教本です。
第2版として、最新の映像業界動向を反映した増補改訂版となっています。
2014年に発売された本なので少し情報が古いかも。と思いましたがそんなことはなさそうです。
カラーコレクション・カラーグレーディングの専門書がこの本以外見当たらないのでとりあえず選んでみました。
購入前はどうせならAdobe SpeedGradeやDavinci Resolveなど、カラーグレーディング専用のアプリケーションのチュートリアル本が良いな~とか思っていました。
操作方法・操作手順も豊富で安心!カラーコレクションハンドブック
取り置いてくれた本屋(ジュンク堂さん)の店員さんが、「中身を確認してから購入してもらっても良いですよー。」と言ってくれましたので拝見すると、本書はSpeedGradeやDavinci Resolveの操作手順についても触れていました。
なのでちょっと高価な本ですけど安心して購入しましたよ。
これで2017年はカラーコレクション・カラーグレーディングに没頭できそうです。
これから発売されるα6500やルミックスGH5もlog撮影が可能です。
カラーコレクションの技術を養っておけば、露出やカラーバランスを失敗した撮影素材を救うことができますね。
このタイミング以外考えられないと思えるぐらいの本と出会えた感じです!
じっくり読んで見て、またレビューしますね。
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