先日ニコンが「プレミアムコンパクトデジタルカメラ「DLシリーズ」発売中止のお知らせ」を発表し、ニコンユーザーを落胆させたところでしたが、一方のキヤノンは「EOSM6」「EOS 9000D」「EOS Kiss X9i」と次々に新商品を発表しています。
このエントリーではその中でも一眼中級モデルのEOS8000Dの後継機 EOS9000Dについて発表されたことをまとめてみます。
EOS 9000Dが4月に出るってよ。スペック調べてみた
EOS 9000Dの主なスペックについては以下の通り
有効画素数:2420万画素
連続撮影速度 毎秒6.0コマ
測距点:オールクロス45点
常用ISO感度100~25600
60Pフルハイビジョン動画撮影
新しい機能が追加された部分もなく、各機能が改善されて正常進化といったところです。
オートフォーカスの速度がAPS-Cセンサー機で世界最速になると公言しているところが「本当?」と思うトコロ。
というのもAPS-Cセンサーで世界最速を誇るのは現状Sソニーのα6000シリーズの最新モデルα6500となっています。
その速度は0.05秒。測距点は像面位相差検出方式で425点。
AFの点ではこれまでソニーに追随する形で一歩及ばずといったところのCanonでしたがここにきて世界最速を唱えるのは相当な自信作が出来上がっているのかな?と思えます。
8000Dの時からライブビュー(液晶モニター)のAF速度やタッチパネルによるフォーカス合わせ機能の搭載など、動画機能に重点を置いた設計となり今回の9000Dも動画重視の機能向上と言えるのではないでしょうか。
EOS 9000DとEOS8000Dを比較してみた
EOS9000Dと現行モデル8000Dと比較してみました。
EOS8000D | EOS9000D |
---|---|
有効画素数:2420万画素 | 有効画素数:2420万画素 |
連続撮影速度:5.0コマ/秒 | 連続撮影速度:6.0コマ/秒 |
測距点:19 | 測距点:45 |
常用ISO感度:100~12800 | 常用ISO感度:100~25600 |
動画撮影性能:フルHD 30Pまで | 動画撮影性能:フルHD 60Pまで 4Kはなし |
液晶モニター性能:タッチパネル AF操作も可能 | 液晶モニター性能:タッチパネル AF操作も可能 |
重量:565g | 重量:540g |
イメージセンサー:DIGIC6 | イメージセンサー:DIGIC7 |
EOS 9000Dは現在のところメーカー希望小売価格がボディのみ107,500円(税抜)
ダブルズームキット145,000円(税抜)
18-135mmレンズキット155,000円(税抜)
となる予定。
ボディ10万円台でこの性能ですよ。恐るべし。
Canonの発色はポートレート撮影で人気がありますが、AFがイマイチでした。
4K動画撮影も搭載してほしかったですが、AFの進化は期待できますね。
4月が楽しみです。