博多で人気のもつ鍋は新鮮な牛や豚の大腸を用意するのが最も重要で、さばいてから時間の経った大腸は臭みを増すので、さばいてから24時間以内の物を提供している店舗が多いです。
もつ鍋の作り方は、大きな鉄鍋や土鍋にダシを取り牛や豚の大腸を鍋底に敷き詰めて、その上にキャベツやニラをのせると言ったシンプルな鍋です。
店舗により味が異なりますが、基本的に白味噌仕立てのもつ鍋が多く、にんにくや唐辛子を鍋に入れる事で旨み成分を引き出し臭みを消している店舗が多いです。
なお、博多では低価格で提供している店舗も多く、原材料が安いので大盛りの量で提供している店舗が多い事から、宴会メニューの中では特別と呼べるほど大人気の商品になります。
もつ鍋「しめ」の定番
もつ鍋の本場、福岡では、もつ鍋の「しめ」はチャンポンが定番です。
中でもチャンポン麺を煮込んだ後に擂った黒ゴマを大量に入れて、混ぜ合わせてから食べるという食べ方に人気があります。
ラーメンの麺やうどんなど、そのほかの麺類も根強い人気があり、中にはパスタという変わり種もあります。
またお米を入れて雑炊にする人も多く、卵でとじたりチーズを入れてリゾット風にするなど、さまざまなアレンジ方法があります。
もつ鍋スープで作ったチーズリゾットは絶品!
もつ鍋のスープが醤油ベースや豚骨ベースだったら「しめ」は麺類で、豆乳ベースだったらお米という風に、スープの味によって「しめ」の具材を変えるという変化を付けている人もいます。
また「しめ」をせずに残ったスープをとっておき、味噌汁など他の料理に再利用するという方法もあります。