実は格安シムには従来のデータ通信+通話機能サービスとは別にデータ通信だけのサービスの2種類があります。
ここで言う通話機能とは080や090の電話番号を所有して利用する携帯電話サービスのことです。
通話SIM | ドコモ・au・softbankで利用するスマホは通話SIMにあたります。 電話機能とネットが両方できるサービスです。 |
データSIM | 通話機能がないスマホのことをデータSIMと呼びます。 ネット検索やSNSの利用、アプリダウンロードができますが通話はできません。 |
データ通信だけのサービスをデータSIMと呼び、通話も可能なサービスを通話SIMと呼んでいます。
ご存知 LINEやfacebookには通話機能が備わっていますが、SNSの通話機能はデータSIM(通話機能なしのサービス)で利用可能になっています。
まず格安SIMを選ぶとき、通話SIMにするか?データSIMにするか?の選択があります。
大手キャリアのスマホから格安SIMに乗り換えてもこれまでと同じように利用したい場合は通話SIMを選択します。
対して、ガラケーを所有していてこれまで通り通話はガラケーで、ネット検索だけスマホを使用したいという方にはデータSIMが最適です。
格安SIMはまずこの選択をしてから
データ通信容量の上限をどうするか?
定額の通話割引オプションを利用するかどうか?
SMS機能をオプションで使うか?
Wi-Fiオプションを利用するかどうか?
などを検討しながら通信会社を決定します。
格安SIMサービスの提供会社をMVNO(Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略)と呼びます。
通信会社は楽天モバイルやDMMモバイル、無料SIMで有名になった0SIM、UQ mobile、mineoなど様々な通信会社があり、現在MVNOは増加傾向にあります。
首都圏に住んでるならデータSIMでも問題ない?
データ通信専用のデータSIMで音声通話が可能です。
LINEやfacebookで通話が可能です。
また、skypeや無料通話アプリがあります。
無料通話アプリはアプリ使用者同士であれば通話が可能です。
データSIMは月額500円から使用できるサービスもありますので、電話をほとんど利用しない人ならデータSIMでも良いかもしれません。
ただしここで一つ注意があります。
データSIMによる通話は携帯電話番号への発信ができない可能性があります。
110番や119番など緊急の電話もかけることができません。
また、通信状況によって音声が聞き取りにくかったりします。
電話をほとんど利用しない人やガラケと二台持ちって人にはオススメですね。
電話もがっちり利用するなら通話SIMが良いのでしょうか?それとも?大手キャリア?
では電話もがっちり利用するなら通話SIMが良いのでしょうか?
通話SIMは携帯電話や一般電話番号への通話が可能です。 通話料金は30秒ごとに20円かかります。
大手キャリアと格安SIMの通話料金を比較してみた
格安SIM | 20円/30秒 |
ドコモ | 15円/30秒(プラン・通話時間によって若干変わります) |
au | 20円/30秒 |
softbank | 20円/30秒 但し1時~21時までsoftbank同士は通話無料(ホワイトプラン) |
格安SIMの通話料金は大手キャリアと比較すると少しだけ高いと言えます。
使い勝手もまったく同じです。
データSIMと通話SIMの基本料金の差はどのMVNOもおよそ1000円ほどですね。
ただ、auの通話割引やdocomoのファミリー割引・softbankの同じキャリア同士なら1時~21まで通話無料サービスなどが格安SIMにはありません。
なので家族や恋人同士でキャリアを統一し、割引サービスを使用して長電話を頻繁にしているなら格安スマホの通話SIMよりも大手キャリアのかけ放題プランの方がお得になります。
格安SIMにもある?! かけ放題プラン
では通話SIMにはかけ放題プランはないのでしょうか?
かけ放題プランを用意している通信事業者で人気なのが楽天モバイルです。
楽天モバイルは5分以内の国内通話なら何回でもかけ放題になる、「5分かけ放題オプション」 を開始しました。
5分以内の国内通話であれば料金が発生しません。
つまり、5分ごとに通話を切れば通話料金が一切かからないことになります。
そして5分以降は、30秒ごとに10円の通話料が加算されていきます。
楽天モバイルの5分かけ放題オプションは通話SIMの基本料金プラス850円で使用できます。